世代交代で感じること

『世代交代』

あと半年で45歳になります。母は5年前に他界、昨年12月で師僧と住職交代、二つの交代を経験しました。

20代の時は正直、親や祖父母が他界するなんて想像しませんでしたが、母は50代で世代交代、私は40代で世代交代、やはりこれは避けて通ることのできない道です。

これから40代、50代の世代は交代がどんどん始まります。そして明治、大正、昭和初期の人のように長寿ではなく、平均寿命はどんどん下がっていきます。

しかし、これも受け入れるしかないんです。世代交代することも人間として成長だと思います。世代交代でしか経験できないこともあります。

~親の葬儀~

母の葬儀は家族葬でした。

ですが、今の時代の流れや世代の状況についていけていない葬儀社が多い気がします。

母の遺体は通夜の前日、葬儀場の家族控え室に安置していましたが、約8畳ほどの部屋でした。

家族葬としては8畳で十分な広さです。
葬儀担当者にこの部屋で葬儀はできますか?と交渉しましたが、当社ではそういった例が無いと却下されました。

結局はあまりに広すぎる葬儀室で通夜葬儀を行い、その費用も積み立てのお金とは別にさらに費用がかかり手出しになってしまう結果になりました。

通夜葬儀が終わり、職員の方に
「これから自分のような境遇の人はどんどん増えてきます。家族葬はこんな広い部屋や通常の葬儀のプランを当てはめても収入が伴わず費用の支払いが難しいこともあります。だからこれはお客さんの意見として会議で家族葬のあり方について話し合ってもらえませんか。」

と伝えました。

最近では孤独死や家族が亡くなってもどう対応したら分からない、収入の問題で葬儀が出来ないという人も増えています。

まだ新米住職ですが、この先こういった境遇の方々のお力添えもできるようになりたいと思っています。

もっといろんなこと書きたいのですが、今回はここまでです。

世代交代で感じることはこれからも書いていきますので、ぜひご覧ください。

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山伏のお寺&整体院

本山派修験宗聖護院門跡末寺 菩提山 瑞光院の住職 瀬口一幢(せぐちいちどう)と申します。 バランス整体アトリエ椿の院長もやっております。 よろしくお願い致します。